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環境整備習慣家 上野勝博 OFFICIAL BLOG

環境整備習慣家として、環境整備とは・・・。

環境整備とは…。

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環境
○取り囲んでいる周りの世界。人間や生物の周囲にあって、意識や行動の面でそれらと何らかの相互作用を及ぼし合うもの。また、その外界の状態。自然環境の他に社会的、文化的な環境もある。
○まわりを取り巻く周囲の状態や世界。人間あるいは生物を取り囲み、相互に関係し合って直接・間接に影響を与える外界。

整備
○すぐ役立つように準備したり整えたりすること。
○調子や状態をととのえること。

私の思う「環境整備」とは、つまり、人間や生物の周囲にあって、意識や行動の面でそれらと何らかの相互作用を及ぼし合うもので、簡単に言うと、まわりを取り巻く周囲の状態や世界、また、人間あるいは生物を取り囲み、相互に関係し合って直接、間接に影響を与える外界のことを指し、それを、すぐ役立つように準備したり整えたりすること、また、調子や状態をととのえることを「環境整備」と定義する。

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◆ スタバの飛躍の秘密は ◆ 
スターバックスコーヒー。通称“スタバ”、スターバックスコーヒーは日本だけではなく、世界56カ国以上に1万7千店舗以上を出店し、その勢いは留まるところを知りません。しかし、2000年あたりはかなり経営に行き詰っていたそうです。
×スタバのコーヒーはぬるい!
×店員の愛想が悪い!
×経営陣は金儲けばかり考えている!
×従業員は不平不満ばかり漏らしていて、すぐにやめてしまう!
など、とにかく問題が山積みだったとか。その当時、創業者であるハワード・シュルツは、スタバから離れていました。しかし、その事情を知って再び2008年にCEOの地位に戻ります。そして、最初に手をつけたのが、“従業員に仕事を自分で動かしている感覚を与えるため、多くの決定権を与えること”だったそうです。
たとえば、
エスプレッソマシンやレジの配置
○お客様への挨拶の方法
○商品配置
○ブレンダーの配置
などはカフェにとって、超・重要事項です。それまでは、すべて本部のマニュアルどおりにさせていたのを、ハワード・シュルツCEOは、店舗ごとに自由に決められるようにしました。すると、顧客満足度はあがり、従業員の離職率は下がり、収益は年間12億ドルも増加することになったそうです。人は、物事の決定権を与えられると、自然と相違工夫をし、進んで修正向上をするようにできているようです。
“従業員に仕事を自分で動かしている感覚を与えるため、多くの決定権を与えること”これは、ボトムアップの仕組みの根底になる考え方です。上から押し付けられると、自分の考えと同じ事柄であっても、どんなにマトモな指示命令であっても、反発する気持ちが湧いてくるのですから、とても不思議なものですね。
ただ、こういった話を聞くと、「よし、任せよう」と決めて、失敗する……を繰り返してしまう上司がいます。一番いけないのは、「任せる・考えろ」と言っておいて、「それじゃダメだ」と、我慢できずに細部の指示命令をしてしまうこと。そんな経験を何度かしたら、部下は、上司を信頼しなくなりますし、任せられても考えなくなります。

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一気に任せずに、相手の知識、スキル、習熟度によって任せていきましょう。環境整備に、「手順」があるように、任せることにも「手順」があります。整理(捨てる)をしないまま、整頓(片付ける)されていない場所を清掃しようとしても、なかなかキレイになりません。それどころか、物を壊してしまうといったリスクもあります。清掃する人はストレスでたまりません。これまで任せて失敗してきた人は、「手順」は効果的なのか、原理原則にのっとっているかにも、意識を向けてみましょう。

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